第44回「クール・ビズ」に関するアンケート
今回のテーマは、「クール・ビズ」。今年から環境省が推奨する、温室効果ガス(CO2)削減を目的とした運動です。大手企業をはじめとした各企業が参加する「チーム・マイナス6%」なども地球温暖化対策として、本格的に取り組みはじめていますが、みなさんはこの「クール・ビズ」に対してどのようにお考えなのでしょうか。みなさんの声を聞いてみました。

■調査名 「クール・ビズ」に関するアンケート
■実施年月日  2005.9.15〜2005.10.13
■調査対象  ぴったりメール会員
■有効サンプル数  1522

居住区
北海道 6%
東北 4%
北関東・甲信 5%
南関東 35%
北陸 3%
東海 13%
近畿 20%
中国 6%
四国 2%
九州 4%
沖縄 1%
年代
10代 5%
20代 26%
30代 41%
40代 20%
50代 6%
60歳以上 2%
性別
男性 55%
女性 45%

家族構成
既婚 40%
未婚 60%

子供
有り 29%
無し 71%

今回のリサーチ総評

■総評■
環境省が推奨し、大々的に宣伝していることもあり、クール・ビズの知名度は非常に高く、「よく知っている」=約59%、「なんとなく知っている」=約36%と、全体の約96%が知っていると答えた。また、このクール・ビズに対して「賛成する」と答えた人は全体の約71%で、逆に「反対する」と答えた人はわずか約2%と、賛成する人が大半を占めていることがわかった。
実際にクール・ビズを「実施していた(している)」との回答は全体の約37%、「今後実施する可能性がある」との回答は約12%を占め、全体の半数が実施・実施予定という状況で、「実施しなかったし、今後実施する予定もない」との回答は約32%であった。
「実施しなかったし、今後実施する予定もない」と答えた人にその理由を聞いてみたところ、「もともと服装は自由だから」(約39%)が最も多く、「会社の制服が決まっているから」(約31%)との回答も多く見受けられた。また、「ビジネスはネクタイ&スーツでするべきだから」との回答は約8%と少数であり、一昔前のビジネススタイルに対するイメージは確実に変化しているようである。
取引先の企業や、役所などの公共施設におけるクール・ビズ実施の感想は、「とても良いことだと思う」(約41%)、「まあ良いことだと思う」(約40%)と、全体の8割が肯定回答であるにもかかわらず、営業・販売職の人においては、「実施しなかったし、今後実施する予定もない」理由として「職種柄ネクタイ&スーツが必要だから」(約39%)が最も多く、軽装ファッションが取引先に対して失礼、という意識が多少まだあることも事実のようである。


Q1.あなたは、「クール・ビズ」とは何かご存知ですか
よく知っている 901 59%
なんとなく知っている 555 36%
聞いたことはある 40 3%
全く知らない 26 2%
合計
1522 100%

クール・ビズに対する知名度は非常に高く、「よく知っている」との回答は約59%と多数を占めており、「なんとなく知っている」との回答約36%を含めると、全体の約96%もの人が知っていると答えた。

「COOL BIZ(クール・ビズ)」とは、環境省が温室効果ガス(CO2)削減を目的に、夏のオフィスのエアコン温度設定を28℃にするため推奨している、ノーネクタイ・ノー上着ファッションの夏の新しい軽装ビジネススタイルです。

Q2.あなたは、環境省が推奨しているこの「クール・ビズ」をどう思いますか
賛成する 1087 71%
どちらともいえない 411 27%
反対する 24 2%
合計
1522 100%

クール・ビズに「賛成する」と答えた人は約71%と大多数を占めており、大半の人がこの新しいビジネススタイルに賛成していることが伺える。「反対する」との回答はわずか約2%。


Q3.あなたの(もしくはご家族の)職場では、今年の夏「クール・ビズ」を実施されていましたか
実施していた 339 22%
今も実施している 221 15%
実施しなかったが、今後実施する可能性がある 188 12%
実施しなかったし、今後実施する予定もない 487 32%
わからない 287 19%
合計
1522 100%

クール・ビズを実際に実施していた(している)との回答は全体の約37%を占めており、「実施しなかったが、今後実施する可能性がある」(約12%)との回答を含めると、全体の約半数がクール・ビズに積極的に取り組んでいるようである。
また Q6.にあるように、「実施しなかったし、今後実施する予定もない」(約32%)のうち約4割は「もともと服装は自由だから」であることから、今年の夏は多くの企業が軽装スタイルであったことが伺える。

 Q3で「実施していた」「今も実施している」とお答えの方にお聞きします。
Q4.クール・ビズを実施してみて、仕事面で変化はありましたか
仕事がしやすくなった 137 24%
仕事がしにくくなった 40 7%
特にない 314 56%
わからない 44 8%
その他 25 4%
合計
560 100%

クール・ビズを実施したことによる仕事面の変化は、大半の人が「特にない」(約57%)と回答しているものの、「仕事がしやすくなった」と答えた人が約24%を占めており、職場環境の改善に効果がでているようである。反対に、「仕事がしにくくなった」との回答は約7%。

Q5.クール・ビズを実施してみて、服装面で変化はありましたか(複数回答)
新しく軽装用の服を購入した 105 19%
自分の(周りの)服装を気にするようになった 101 18%
特にない 437 78%
わからない 61 11%
その他 20 4%

服装面での変化に関しては、「特にない」(約78%)が大多数を占めており、「新しく軽装用の服を購入した」との回答は約19%、「自分の(周りの)服装を気にするようになった」は約18%にとどまった。

 Q3で「実施しなかったし、今後実施する予定もない」とお答えの方にお聞きします。
Q6.クール・ビズを実施しない理由があればお聞かせください(複数回答)
全体 一人暮らし
もともと服装は自由だから 189 39% 21 26%
会社の制服が決まっているから 152 31% 25 30%
職種柄ネクタイ&スーツが必要だから 87 18% 32 39%
会社の方針だから 56 11% 18 22%
実施しても効果が期待できないから 39 8% 4 5%
ビジネスはネクタイ&スーツでするべきだから 38 8% 12 15%
目的が曖昧だから 23 5% 2 2%
仕事の能率が下がるから 23 5% 4 5%
わからない 67 14% 4 5%
その他 65 13% 6 7%

クール・ビズを実施しない理由で最も多数を占めたのは、「もともと服装は自由だから」の約39%であった。次いで、「会社の制服が決まっているから」の約31%。
しかし、クール・ビズを実施しないと回答した人のうち、営業・販売職の方による回答では、「職種柄ネクタイ&スーツが必要だから」(約39%)との回答が最も多かった。このことから、クール・ビズを実施しない理由に職種がいくらか関係していることが伺える。

Q7.取引先の企業や、役所などの公共施設において、職員が「クール・ビズ」を実施していたらどう思いますか
とても良いことだと思う 627 41%
まあ良いことだと思う 612 40%
どちらともいえない 213 14%
少し抵抗がある 55 4%
とても抵抗がある 15 1%
合計
1522 100%

「とても良いことだと思う」の約41%と、「まあ良いことだと思う」の約40%の肯定回答が全体の8割を占めており、ほとんどの人が取引先の企業や、役所などの公共施設での実施に賛成しているようである。否定的な回答の占める割合は、わずか約5%であった。

Q8.今後、「クール・ビズ」は定着すると思いますか
定着すると思う 397 26%
数年間は続くと思う 692 45%
来年はしていないと思う 189 12%
わからない 220 14%
その他 24 2%
合計
1522 100%

Q2.の、クール・ビズに対して「賛成する」との回答が全体の7割を占めていたこともあり、「定着すると思う」(約26%)と「数年間は続くと思う」(約46%)との回答が全体の7割と多数を占めた。

Q9.「クール・ビズ」について、ご意見などがありましたらお聞かせください
※一部抜粋

10代 男性 未婚
企画・マーケティング
一番困るのが、こっちがクール、先方がネクタイの場面です。先方は何も感じていないのかもしれませんが、こっちは妙に気にしたりします。ノータイでも平気である、失礼に当たらないという社会的意識が年代に関わらず定着して欲しいと考えます。
10代 女性 未婚
その他
普段買い換えないスーツやワイシャツを買い換えることになるから、アパレル業界には良いと思う。クール・ビズはみんながしないと冷房の温度を上げられないから、もっと定着すれば環境にも良いと思う。
20代 男性 未婚
研究・開発
クール・ビズの本来の趣旨は、「エアコンの設定温度を28℃以上にしましょう」という運動だと思います。服装ばかりが取り上げられ、趣旨のことは忘れ去られているような気がします。マスコミや広告の打ち方にもっと工夫を凝らすべき、と考えます。冬に実施するウォーム・ビズでは間違えの無いよう、お願いいたします。
20代 女性 未婚
総務・人事
服装で温度調節をするというのは、元々基本であって、とても良いことだと思います。ただそうはいっても、やはり「見た目」というのは重要ですから、なんでも「クールビズだから」のひとくくりにしてしまっては意味がありません。温度調節をしつつ、見た目もすっきり涼しく、そして相手に不快感を与えない格好をする。定着してくれたらいいな、と思っています。
30代 男性 既婚
研究・開発
環境問題を考えれば、実施すべきだとは思うが、全ての職場について適用可能かと言われれば、そうでない職場環境もある。(特にコンピュータ・機械を扱う所は難しいと思います)なので、何でもかんでも「クール・ビズ」、実施していないところは問題意識が足りない、認識不足、と言ったような批判的な評価はやめて欲しい。
30代 女性 未婚
その他
28℃にするのが目的なのか,ネクタイをしないのが目的なのか,女性の職場環境をよくするのが目的なのか,実はどの宣伝の仕方も基本的に目的がはっきりせず,内容もばらばらでその点は非常によくない。ちゃんと,地球温暖化との関連づけをしっかりと啓蒙させてから行うべきなのに,どのCMも宣伝ボードも「チーム-6」のメールもそれが抜けていて,目的のための手段なのか,手段のための目的なのか訳分からないです。地球温暖化の防止という目的を果たすなら,ガソリンに代わるエネルギー問題や緑地化など,もっと先にやることがたくさんあると思います。クールビズなんかで満足してしまう前に。
40代 男性 既婚
管理職
「クールビズ」と言う名のお上のお達しが無ければ、自分のTPOに合わせた服装すらできない方がおかしい。あたかも免罪符を与えられたように「クールビズ」ファッションをしている人たちを見ると、笑える。以前から酷暑にも関らず背広姿でやってくる業者(営業)には不快感を感じていたし、そうでなければならないとしか思っていない人種がいる限り日本経済に活力は生まれない。少し言いすぎかもしれないが、日本人が因習に囚われて将来への展望を描けないことを象徴しているように思える。
40代 女性 既婚
その他
会社として経費を節約しようと思ったら必然的にエネルギーの問題にいきつくはず。 冷房は出勤時と昼休みの後だけ強くして、それ以外は温度は28〜29℃に設定し、暑がりの人は扇風機でもまわせばいい(卓上用でも何でも)。 また、大阪はどこも北極のようにキンキンに冷やしすぎ、それがサービスだと勘違いしているので、そういう誤った考え方の意識改革も必要。 営業の人など、取引先の人と会う時だけ簡易ネクタイをつけ、それ以外はラフでいいと思う。
50代 男性 未婚
教職
スーツ・ネクタイでないといけないなんて、馬鹿げてる。もともと日本の風俗になかった服装に縛られるのは愚かなことだ。もっと柔軟になれば、お洒落の幅も広がる。
50代 女性 既婚
事務
さわやかなシャツ等見ていて良いと思った。皆同じ格好でなければいけないということは無いと思います。でも、通勤時特にバスは寒いくらいにクーラーが効いてて上着が必要なのは困ります。ドアの開閉とか有るし設定が難しいのでしょうか。
60代以上 男性 既婚
その他
ネクタイをしているかどうか、上着を着ているかどうかは確かに印象が違うけれども、軽装でも暑苦しく感じる人がいるのはどうかと思う。